異文化や異なる言語に直に触れる修学旅行。「東洋と西洋の架け橋となる」建学の精神に一歩近づく。
※J進学コース選抜進学系・進学系、Jキャリアコースは選択制です。
東南アジアの中でも近年目覚ましい発展を遂げているベトナム。経済の成長だけでなく、最近では観光地として多くの旅行者に注目されている国です。ベトナムと日本は共通点も多く、日本語が第二言語に指定されている学校もあり、現地の人の性格も日本人と似た気質があると言われています。本校ではダナン、ホイアンを訪れ、近代的な街並みと歴史的な風景が融合する中で異文化に触れながら研修を行います。さまざまな国と関わりながら発展してきたベトナムならではのエキゾチックな雰囲気の中での体験は、多感な高校生だからこそ経験してほしいものです。現地の学生と共にダナンの街を散策するB&Sプログラムでは、言語の垣根を越えたコミュニケーション能力が身につくことでしょう。本校の建学の精神は「西洋と東洋の架け橋となる国際人の育成」です。ベトナムで見たものや感じたことは日常では得られない大きな財産になり、自分の将来を発見する手掛かりになるはずです。
ベトナム中部のクアンナム省に位置するホイアンは、ベトナムの古都として多くの観光客でにぎわっています。世界遺産に登録されている「ホイアン旧市街」は異国情緒あふれる街並みです。ランタンの街として有名で、夜になると幻想的な風景が広がります。 同じく世界遺産に登録されている「ミーソン宮殿」は2世紀末頃に成立したチャム族の国家・チャンパ王国の遺跡です。ベトナム戦争で破壊された部分も多く、その爪痕が今もなお残っています。山々に囲まれた一帯は神聖な雰囲気で包まれており、京都にある歴史的建造物とはまったく違う魅力を発しています。
※J進学コース選抜進学系・進学系、Jキャリアコース希望者の
セブ島修学旅行は2年生・9日間の予定です。
K特進コースとJ進学コース英語留学系のセブ島修学旅行は語学研修と海外体験の二つを軸としています。マンツーマンの英会話レッスンを2週間集中的に受講し、英語4技能の向上を図ります。経験豊富な講師による充実したレッスンによって、各生徒に適したペースの学習に取り組める理想的な環境です。週末にはボランティア活動、マリンアクティビティ、現地の子どもたちとの交流など、豊かな国際教養を身につけることを目指す研修も予定しています。事前にオンライン英会話を受講することで、現地での学習へスムーズに移行できるようにしています。セブ島研修には、欧米と比べて留学費用が安いこと、英語を話す人口が多いこと、フレンドリーな国民性から生まれるホスピタリティなど、利点がたくさん。このプログラムは J進学コースとJキャリアコースにも選択制として拡充し、希望者は2年生のベトナム修学旅行ではなくセブ島修学旅行を選択することもできます。
Jキャリア・J進学・K特進コースの生徒はグループまたはマンツーマンで入学後からオンライン英会話を受講します。またセブ島修学旅行ではオンラインの先生が勤務する現地の語学学校でレッスンを受けることになります。
アクティビティの一つに現地の学校訪問があります。現地の同世代の学生と交流することで、単なる修学旅行の枠を超え、英語学習のアウトプットの絶好の機会となります。
令和6年3月、京都両洋高校サッカー部は魅力的で雄大な自然が多く安全性も高いオーストラリアへの海外遠征(修学旅行)を行いました。サッカーはその国の社会や文化に深く根差しており全世界が熱狂し国、文化、歴史を超えてボール一つで交流し、通じ合えるという点では単なるスポーツ以上の意味を持っていると言えます。海外でユース年代の選手たちと共にプレーするという体験は、皆さんの持つサッカーの価値観が変わる体験になるかもしれません。見知らぬ土地、文化の中で過ごす日々は毎日がちょっとしたチャレンジです。初めて訪れる国で交通機関を乗り継いで目的地に向かうことや英語で書かれたメニューを外貨で注文することなど体験するすべてが小さなチャレンジの連続なのです。交通ルールも食事のマナーも日本が独特なのかもしれないと感じることがあるかもしれません。どちらが良いということではなくこの年代で体験することが大切だと思うのです。チームで行く海外修学旅行はたくさんの小さなチャレンジができる絶好の機会です。皆さんも一緒にたくさんのチャレンジに踏み出してみませんか。
音楽は世界の共通語と言われています。言葉は通じなくても、楽譜と楽器さえあれば外国の人とも感動を分かち合えるからです。吹奏楽部では、過去にドイツやチェコをまわるヨーロッパ演奏旅行、コロナ禍では国内の吹奏楽強豪校とのジョイントコンサート開催など、国際人の育成を目指して、年度ごとに企画された演奏旅行を実施。生徒たちの学びとともに、国際平和と音楽文化交流に貢献してきました。令和5年度は、台湾の嘉義市で行われた吹奏楽の祭典「第31回嘉義市国際管楽節」のメインイベントである、パレードとフィールドマーチングに参加しました。この音楽祭は、世界中から50組を超えるバンドが参加する、嘉義市をあげての国際的なイベントです。沿道では、たくさんの人が大きな拍手や歓声を上げて盛り上がっており、その中でパレードをするというとても貴重な体験ができました。また、台北の市内観光では、現地の大学生に案内をしてもらい、歴史や文化、観光名所やショッピングも楽しむことができました。このように、吹奏楽部修学旅行では、演奏を通し、異文化を学び、様々な人々との出会いや交流を通して、生徒たちは修学旅行で生涯の財産となる思い出を作ります。